【デュエプレ】第9弾について
「よーしみんな、今日は転校生を紹介するぞ〜」
「えぇーっ!先生それほんと!?」
「うわー!誰だろ誰だろ!」
「木曜日からこのデュエプレクラスの一員になる武者くんだ。みんな仲良くしろよ〜?」
「・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「弱そう・・・じゃない?」
「6000以下破壊はいいけど・・・デメリットがちょっと重いかな・・・」
「スピードアタッカーがついてたら強そうなんだけどなあ」
「なんか顔近くね?」
「オーッホッホッホ!わたくしで良ければ力を貸してあげてもよくってよ!?わたくしのサポートさえあればどんなカードだって輝けるんですから!」
「どんなカードにだって生まれてきた意味があるんだ。いくら自分の盾を燃やすからって気に病む必要はないさ」
「うるせえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!」
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーー!!!!!!!!」
おはこんばんちは。クーです。
お久しぶりです。ここ1ヶ月ほど多忙で、ブログの執筆までなかなか手が回らない日々が続いていました。そのため新弾VR・SR解説がリリースまでに間に合わなさそう……ということで今回は「第9弾について」と題しまして(特に題してはいない)、新たなカードたちに目を通した上で気になったことについて話したり事前メタゲーム予想などを行っていきたいと思います。それではどぞ。
・結局武者は強いのか?
9弾の目玉とも言える新たな《ボルメテウス》の姿、《ボルメテウス・武者・ドラゴン》。効果判明時はざっと見た感じ「弱くね?」と批判的な意見が多いように感じましたが、個人的にはそこまで悪くないのでは?と思います。
現在、環境を席巻していると言っても過言ではない《連珠の精霊アガピトス》等をしっかり破壊できる6000ラインの除去を毎ターン撃てるのはかなり偉いです。
ネガティブな意見が多い要因のひとつとして、8弾EXの《キラ・ゼクス・ドラグーン》が環境で大きな活躍が見られなかったことが挙げられると思います。
この2体は下級システムクリーチャーによるサポート込みでの運用で大きな力を発揮できるという点で似た部分があり、前環境でコケた《キラ・ゼクス》の例があるので《武者》も厳しいんじゃ?という話が散見されました。
ただ前者と異なる部分として単体でもしっかり仕事をしてくれること、下級のサポートを《アガピトス》で引っ張って来れることが大きいです。受けと攻めの準備を1枚でこなすスーパーカードが無理なく採用できるので《キラ・ゼクス》と比較すると安定感は高いのではないでしょうか?「青抜き4cアガピトス」の対抗馬として活躍が期待できそうですね。結局アガピゲーじゃねぇか。
・種どこやった問題
黒枠のSRとして登場した《悪魔神バロム・エンペラー》。
リメイク元の《悪魔神バロム》と比べて素で1マナ軽いことに加え、自身の効果で更なるコスト軽減が狙えるので手札次第では最速5ターン目の降臨で全体除去を撃てるビートダウン泣かせなカードなんです、が。
懸念点がひとつ。自身の効果でコストを下げる場合、進化元になるクリーチャーは当然5マナ以下でないと綺麗に繋がりません。
事前に出しておけるデーモンコマンドはNDの場合、《ビルギアス》を除くとこのようなラインナップになる訳ですが……正直、手放しに「強い!」と呼べるものは無く、どれも使いにくい印象。というより、新弾で《ビルギアス》以外に《バロムエンペラー》の前座になりうるカードが無いんですよ。
デュエプレ開発はこういうところ結構マメで、例えば5弾のR《聖皇エール・ソニアス》の為に進化元となる種族グラディエーターを持つクリーチャーを同弾で多数実装したり、
6弾では《パラダイス・アロマ》のためにG・ゼロの達成条件となるサイバーロードまでおまけしてくれる始末!弱体化したパラダイスアロマなんて誰も使わねえのに!
と、今まで種族サポートのアプローチは積極的に行ってきた運営だからこそ、今回の《バロムエンペラー》の件は何か裏があるのではないかと勘繰ってしまいます。もしかしてテストプレイの段階で余りにも強すぎたから、当初実装予定だった4〜5マナのデーモンコマンドの枠を別のカードに差し替えた……とか?考えすぎなんですかね……?うーむ。
・環境事前予想
新弾のサブタイトル「ARCADIA OVERDRIVE」からも分かる通り、OCG版で猛威を振るった
の実装が決定しています。本家と比較すると弱体化は受けているものの、それでもなお高いカードパワーを持ち合わせているので次期環境ではまず間違いなく何らかの爪痕を残していくでしょう。
9弾では多くの文明をデッキに採用することで大きなリターンを得られるカードが実装され、《ヘブンズ・ゲート》に頼らない5cコントロールデッキの台頭が注目されています。
NDでは間もなくスタン落ちする
- 《腐敗勇騎ガレック》
- 《腐敗電脳アクアポインター》
等と入れ替わるように、
- 《腐敗無頼トリプルマウス》
- 《腐敗聖者ベガ》
等の5コス多色サイクルもすぐさま実装され、ビートダウンを中心に回っていた環境をガラッと変えてやろうという開発の意図が感じられました。
ただ5cコンというデッキは全ての文明を使う性質上、構築難易度がかなり高いです。そのため所謂「強い構築」が出回るまでには少し時間がかかると思われるので、環境初期は既存のテーマに加え、使いやすい《エンペラー・マルコ》を軸に《烈流神》等を搭載したビートデッキが流行るのではないか?と予想しています。
どちらにせよ大きな環境の変遷が見られることは間違いなさそうですね。
・なんだこいつ
殴れるトリガーブロッカーでcip2000以下除去?ぶっ壊れてない??素出しも普通にいける4コスのトリガー獣で2面止められて返しに打点になりますよ〜って何のギャグ??急に未来のカード出してこないで??とりあえずファンタジーフィッシュくんに謝ろっか???
いかがだったでしょうか?環境で長い間使われてきたカードが多く収録された3弾がついにNDからはスタン落ちし、新しい環境がスタートするという意味合いが今弾は強い風に感じます。一体どういったメタゲームが展開されていくのか楽しみですね。
それではまた次回の記事で!|ω゚)ノシ