雑記雑多

いろいろ雑に書きます。

【デュエプレ】第8弾EX SR解説

 

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おはこんばんにちは。クーです。前回に引き続きカードパック第8弾EX「覇竜咆哮」新カード解説。今回はSR編です。予想以上にクセの強いメンツが揃っているので正直評価のしにくい部分はありましたが、良かったらお付き合い下さい。

 

 

 

《驚天の超人》

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評価:★★☆☆☆

cip(出た時効果)で相手の手札から最もコストの高い2体のクリーチャーを出させるデメリット効果を持っています。

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左上の数字に驚いた人も多いと思います。非進化3コストのパワー13000・Tブレイカはデュエプレ内ではぶっちぎりのオーバースタッツであり、それ故デメリットも相応の重さになっています。

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効果判明時点でよく言われていたのが「エリクシア出されたらきつくね」という意見。

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これに関してなんですが、現在《剛撃聖霊エリクシア》を採用している筆頭のデッキ「ゲオルグ天門」はまず《霊騎幻獣ウルコス》の3ターン着地を目指すために同じ色を持つ《エリクシア》を序盤にマナ埋めしやすい、という点があります。

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そもそも天門というデッキ自体どうしても多色が多くなりやすいので、ゲーム前半にプレイできない高コストの多色カードはマナに埋めることが多いです。New Divisionからは間もなくスタン落ちすることも踏まえ、《エリクシア》が出てくることはそこまで多くなさそうです。……勿論、この《驚天の超人》を採用したデッキが環境で猛威を振るうような展開になった場合はその限りではないですが。

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緑の3コストということで、《運命の選択》によりSA化してデッキから投げることが可能です。赤緑を含む速攻ではサブプランとしての採用が視野に入りますね。

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個人的に厳しいと思うのは《クリスタル・ツヴァイランサー》や《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》等を切り札に据えるデッキの対面です。手札の小型を2体出されてこれらのクリーチャーの召喚条件を早期にクリアされてしまい、返しに《驚天の超人》自身が殴られる、もしくは横並びしたクリーチャーに一斉攻撃されてゲームエンド……という展開は想像に難くありません。

こういった点から環境での活躍は厳しそうかな?と考えました。ただロマンはあるので使ってて楽しそうな1枚ですね。

 

 

《霊王機トリファリオン》

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評価:★★★★☆

cipでデッキトップ3枚をめくり、その中から5コスト以下のアークセラフィム・グレートメカオー・グランドデビルを1体ずつ踏み倒す効果を持ちます。

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元ネタはこの方。本家と異なる「トリファリオン」という名前ですが、

  • 青白緑 → トリーヴァ ( treva )
  • 3体出す → トリプル ( triple )

とかかってたりするのかな?とか考えたりしてました。

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こいつ1体から最大3体のクリーチャーを踏み倒すことができるため、流石SRといったポテンシャルを持っています。みんな大好き《ウルコス》は勿論、《霊騎ラビリオニクス》で横展開をしたり、《装甲支援ガトリンガー》でドローを加速したりと、自身の効果で呼び出したクリーチャーの効果で更なるアドバンテージを得ることができるので…………すごいことになりますね (小並

ただ難しいことに肝心の踏み倒し効果が不確定であるため、上振れ・下振れの概念がどうしても存在します。

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ST (シールド・トリガー) の例が分かりやすいですが、STが4枚しか積まれていなくても出る時は出ますし、16枚積んでても出ない時は出ません。デュエマあるあるですね。その点は留意する必要があります。

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一番の問題はデッキの組み方で、こいつの効果で出したウィニーを素材に進化GVの召喚を狙う場合「別にこれ使う必要なくね?」という問題が発生します。6マナも払ってこいつを出す頃には、従来の超神星をフィニッシャーに据えるデッキはとっくにGVして殴りに来てるんですよ。

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白を含むブロッカーであるため《ヘブンズ・ゲート》を採用したデッキでの投入が現実的でしょうか?《聖帝エルサル・バルティス》という強力なアタッカーも実装されるので「アークセラフィム天門」という新たなデッキタイプが流行りそうな予感はします。

デッキコンセプトや《トリファリオン》の効果で呼び出せるクリーチャーの枚数など、構築難易度が非常に高いカードになりそうです。賛否両論ありますが自分は現状強い寄りで見てるので、期待を込めて星4つとしました。

 

 

《キング・レムリア》

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評価:★★★☆☆

cipで相手のタップされていないクリーチャーを全てバウンスする、自分のクリーチャー全てにアンブロッカブル効果を付与するTブレイカーです。

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誰も予想することはできなかったであろう超大型クリーチャーが来ました。《驚天の超人》といい、今回のEXパックは開発側の遊び心が感じられて良いですね。

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現実的な召喚方法はやはりこの2つになるでしょうか。特に《インビンシブル・テクノロジー》を切り札とする「青単テクノロジー」というデッキは8弾環境から一定数のシェアがあり、採用が検討できます。

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全バウンスに加えてブロックされない効果は恐らく天門対面を意識してのデザインだと思われます。盾を剥がしに行く詰めの段階で出せれば《ヘブンズ・ゲート》がトリガーして《エリクシア》等が出ようとも無視して顔面パンチができます。

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ただネックなのが同じ役割を持ったカードが既に「青単テクノロジー」に採用されている点。アンタップクリーチャーのバウンスは《電脳海王ネオングライド》が、アンブロッカブルは言わずと知れた《ツヴァイランサー》が存在します。これらのカードと出しやすさや汎用性の面で比較するとどうしても劣ってしまいます。

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一応14マナのカードなので《テクノロジー》と一緒に手札に抱えていれば《解体人形ジェニー》の効果から《テクノロジー》を守ることができます。

盤面処理能力と突破力はトップクラスなので上手く噛み合えば面白いかもしれません。

 

 

《光神龍スペル・デル・フィン》

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評価:★★★★★

常在効果で相手の呪文を封じ、相手の手札1枚につきパワーを2000上げる効果を持っています。

相手の呪文の発動を一切禁ずる圧倒的な制圧力は、初収録から約15年経った今でも紙の現代デュエマで通用するスペックです。

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過去環境で《聖霊アルカディアス》を使ったことのあるユーザーなら強さがよく分かると思いますが、現行のデュエプレ内のカードプールでは除去を呪文に頼りがちな面があり、その呪文を封じるクリーチャーというのは非常に場持ちが良く重宝します。あーばよ!この動き、見切れるかァ!?

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その《アルカディアス》とは異なり現在猛威を振るっている白のトリガーも使えなくすることができるので、詰めのフィニッシャーとしてはこれ以上にない性能を誇ります。

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龍仙ロマネスク》を軸にした「リースドラゴン」での採用は検討できますが、《超竜ヴァルキリアス》から踏み倒す場合《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》で素直に盾3枚焼いた方が強くね?という疑問が残るので考えものですね……。

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現実的な就職先としてはやはり「ゲオルグ天門」でしょうか?《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》による盤面制圧の後に着地できればほぼチェックメイトとなります。

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現在はビートダウンが中心のメタゲームが展開されているため使えるデッキが絞られるかもしれませんが、将来性の塊みたいなカードなので持ってて絶対損はない1枚と言えます。

 

 

《覇竜凰ドルザバード》

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評価:★★★★★

ティラノドレイク1体を素材とする進化クリーチャーで、cipでの1ブレイク効果とブレイクした盾のトリガーを封じる効果を持っています。

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KAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!

紙の頃から大好きでしたがやっぱイイですねー!!ティラノドレイクの中でも屈指のイラストアドです!

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効果に関しても、トリガー発動不可の即時3打点が弱い訳ないということを証明している方がいらっしゃいます。ティラノドレイク待望のフィニッシャーとして申し分ない働きをしてくれるでしょう。

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緑を積まない限りは4ターン目の召喚がほぼ無理なので、《竜音のキラ》《炎霊甲蟲ジャンガルジャン》等のコスト軽減による5ターン着地、対面がノーガードであればその時点でのリーサルを狙うのが理想パターンになると思われます。

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実装が決定している《ボーンブレイド・ドラグーン》の存在も大きく、OCG版と比較して1コスト下がったことにより《ドルザバード》の前座として横展開を行うことができます。《竜音のゼクス》等と絡めて打点を伸ばし、5〜6ターン目の決着を目指したい所ですね。

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早期着地の《キラ・ゼクス・ドラグーン》、盤面処理の《超竜騎神ボルガウルジャック》、突破力の《ドルザバード》。役者が揃ったティラノドレイクも次期環境での活躍が期待できそうです。

 

 

 

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いかがだったでしょうか?VRは手堅い性能をしたクリーチャーが多かった印象ですが、SRはそれらと比べるとハジけてる奴が多かったですね。今弾で大きく強化されたグランドデビル・アークセラフィム・ティラノドレイクが環境にどのような影響を与えるのか楽しみです。

ではまた次回の記事で!|ω゚)ノシ